最近の「フォトブック」は手元にあるデータを業者へ送り、印刷および製本をしてもらうというものがほとんどです。
しかし、ママやパパ、おじいちゃんおばあちゃんの小さいころの写真などは、データではなく現像された写真の状態で保管されていることも多いもの。
今回はそんな「現像された写真」とフォトブックの関係について、考えてみましょう。
現像してある写真現物をフォトブックにしたい場合の対処法
まずはフォトブックとフォトアルバムの違い
フォトブックとは
「フォトブック」は、写真データを業者が印刷・正本し、ブック=本のような状態になったもののことを言います。このサイトでいろいろ紹介しているものはすべて「フォトブック」ですね。
写真以外の部分のデザインにこだわることもできますし、非常におしゃれな見た目です。写真の大きさも自由に変えられます。また、ものによりますが、大抵のものは薄くフラットなので、収納にも便利です。
フォトアルバムとは
「フォトアルバム」は、現像した写真を1枚1枚台紙に貼ったり、はさんだりして写真を見やすく保管するものです。
プリントした写真そのままの風合いを楽しめますし、後から不要な写真のみを取り出すこともできるので便利です。
ただ、台紙によっては規定の大きさの写真しか入れられなかったり、写真の厚みの分アルバム自体も厚くなってしまう傾向があります。
現像してある写真をフォトブックにする方法
では、手元にある現像された写真をどうやってフォトブックにすればいいのでしょうか。
先ほど書いたとおり、フォトブックは「データを業者に送る」ことが必要なので、まずは手元にある写真をデータ化(デジタル化)する必要があります。
方法1:業者へ頼む
現像された写真やその写真が入ったアルバムなどをデータ化してくれるサービスが多くあります。
「写真1枚1枚」というところもあれば、アルバムの配置もそのままデータ化してくれるところもあります。自分が持っている写真に合わせて探してみるといいでしょう。
(例)
http://www.kitamura-print.com/data_conversion/data_cd/
http://fushime.com/
http://fujifilmmall.jp/conversion/scan/
http://smile-sharing.co.jp/
方法2:自分でデータ化する
外部に発注したくない写真がある、という人もいるかもしれませんね。そんなときは「自分でデータ化」にチャレンジしてみてもいいでしょう。
①スキャナーで取り込む
まずやり方として考えられるのは「スキャナーで取り込む」こと。スキャナーのみで売っていることもあれば、最近はプリンターにスキャナーの機能がついているものもありますので、自分が普段使っているプリンターを確認してみてくださいね。
この場合、パソコンでのデータ管理になることが多いので、フォトブックを注文するときは「パソコンでも注文できる」フォトブックサービスを選びましょう。
②スマホアプリで取り込む
スキャナーがない場合、スマホのスキャンアプリで写真を取り込むこともできます。その場合取り込んだ写真は当然スマホに保存されますから、その後「スマホから注文できる」フォトブックサービスを利用することもできます。
最近はスマホカメラの性能やアプリの読み取り精度もかなり上がってきていますから、一度試してみてはいかがでしょうか。
(例)
Google フォトスキャン
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.photos.scanner&hl=ja
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3-google-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%81%8C%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%8A/id1165525994?mt=8
逆にフォトブックに載っている画像・写真を現像することはできる?
では、フォトブックに載っている画像や写真を通常の写真のように現像するにはどうしたらいいのでしょうか。
①まずは元データがないか探す
当然ですが、写真はデータがあればプリントすることができますよね。そのため、上記「現像してある写真をフォトブックにする方法」を参考にデータ化して、それを現像に出す、という形がもっともシンプルです。
自分が作ったフォトブックであれば、おそらくデータが残っているでしょうから、それを普通に現像に出しましょう。ママ友などにもらったフォトブックなら、そのママ友に必要なデータを送ってもらってもいいですね。
②データの入手が困難な場合
データが手元に無い場合、フォトブックの写真を利用して「写真から焼き増し」というサービスを利用することもできます。これは上記のように「データ化」するわけではなく、単純に「写真の焼き増し」をしてくれるものです。
ただし、フォトブックによっては
・読み込みのために裁断してページをばらばらにする必要があるかもしれない
・フォトブックの画質によっては出来上がりの写真の画質が悪いことがある
などの点に注意が必要ですので、サービスを扱っているお店に事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
(例)
http://www.kitamura-print.com/print_print/
http://fujifilm.jp/personal/print/photo/printtoprint/
まとめ
一昔前、写真といえば「フィルムカメラで撮影し、写真店で現像してもらい、それを自分でアルバムに貼る」という手段しかありませんでした。
しかし今はデジカメやスマホなどで手軽に撮影ができ、自宅や店頭の機械などで手軽にプリントができるようになりました。
現像に出さなくてもたくさんの写真が楽しめる「デジタルフォトフレーム」などもあり、写真やフォトアルバム、フォトブックの形態は様変わりしています。
写真を撮る理由も、まとめたり飾ったりする理由も人それぞれ。
自分に合ったスタイルで写真を楽しみたいですね。